フィルムカメラの選び方⑤ レンズ

フィルムカメラの選び方⑤ レンズ

実はレンズの方が重要

基本、別売りです

中古の一眼レフを何にするか決まったら次はレンズです。中古品の場合、カメラとレンズ、セットで販売していることは、ほぼありません。中古店は買取時、お客さんがセットで持って来たボディとレンズを、販売するときはバラします。

バラして売る理由は、ボディとレンズ、ペアになっている状態は、言わば、カスタマイズされている状態なので、それをリセットする必要があります。人によって撮りたいものは様々で、撮りたいものに適したレンズもいろいろあります。前オーナーと同じ好みの購買者がいればそのままペアで売っても問題ありませんが、そうとも限りません。購入者の好みに合わせて選択の幅を広げた方が、売る側も買う側も都合がいいのです。

結構高い

一眼レフのボディが結構お買い得なのに対して、レンズの方はいい値段しています。ボディより高いかもしれません。何故高いかと言うと、ボディに比べて趣味性、嗜好性が高く、人気のあるモデルや希少性の高いものはどうしても高くなってしまいます。一方、新品で買ったとき一緒についてくる単焦点レンズ、標準ズームレンズは安い傾向にあります。

フィルム写真に限らずデジタルでもそうですが、作品の出来は撮影者の技術、個性、感性によるところが大きいです。それと同じくらいにレンズの個性が作品の出来に大きくかかわってきます。どのレンズを選ぶかは撮影者に委ねられていますが、出来上がった作品の個性=レンズの個性と言っても過言ではありません。

どのレンズを選ぶのか、ということは、どんな個性を買うのかと言うことになります。

カメラ本体は台車のようなもの

フイルム一眼の場合、はっきり言って、ボディの価格差は作品の「写り」にそれほど大きな影響は与えません。もちろん高価で高機能なボディは撮影者のサポートをしっかりしてくれるでしょう。信頼できる露出制御、ズレのないオートフォーカス、ハッキリと見えるファインダー、いずれも重要です。しかしそれが作品の出来映えに与える影響は思ったほど大きくありません。これらは撮影者の手間や負担を軽減するための機能で、いわば基礎の部分、熟練してくると、どれかがなくても困らなくなります。作品の「写り」には直接影響を与えることは案外少ないのです。

ボディに乗せるもので作品は変わる

「写り」に大きくかかわってくるのはレンズです。それを理解してどのレンズを選択するのかということは、撮影者の技能や感性にかかっわってくる問題ですが、重要度の割合でいうとボディの選択よりも、本当は大きな要素を占めます。

とはいえ、最初のうちはそこまで神経質にならなくてもよいでしょう。とにかく使いやすいのが一番です。自分が「何を撮りたい?これを撮りたい」ということがはっきりしているのなら、その目的に合ったレンズを選んでも良いでしょうが、まだはっきりと決まっていなければ、単焦点なら50mm、ズームなら28-70mm程度のもの、これ、新品で買ったときについてくるやつです。最初の一本ならばこれで十分です。色々撮影しているうちに自分の撮りたいものが固まってきたら、それに応じてレンズを追加していけばよいでしょう。

気を付けること

ボディと同じメーカーのものであること

レンズを選ぶ上で最も基本的な事ですが、例えばA社のボディを選んだなら、レンズもA社の物を選ばなくてはならないということです。ボディとレンズを接合する部分のことを「マウント」と言いますが、このマウントがメーカーごとに異なるからです。よって、A社のボディを選んだら、以後交換レンズはずっとA社の製品の中から選ぶことになります。

メーカーごとに異なるマウントの垣根をなくすため「マウントアダプター」という物もあります。A社のボディにB社のレンズを取り付けたいときに使います。ただ極めて稀なことであり、変態的?とも言える行為です。安く手に入る中古品があるならばB社のボディを手に入れる方が理にかなっています。

同じメーカーでも取り付けできないものもある

基本、A社のボディならA社のレンズで間違いないのですが、同じメーカーでも取り付け不可能な場合があります。大きく分けるとオートフォーカスの前後で異なってきます。この時点で、従来のマウントでは新しい技術に対応できないと判断したメーカーは、新しいマウント方式に移行しました。

また従来のマウントを守っているメーカでも年式の古いボディでは、新しい機能を持ったレンズの性能を100%発揮させることはできません。解りやすく言えば、古いボディに取り付けた新しいレンズでは自動露出やオートフォーカスと言った便利機能は使えなくなることがあります。

また、カメラ本体は作っていなくて、レンズだけ作っているメーカーもあります。当然、そのレンズメーカーのブランドロゴの付いたカメラはないので、そのレンズがどのメーカーに合わせて作られたレンズなのかを確認する必要があります。

複雑怪奇

どのメーカーのどのマウントをとっても長い歴史の上に成り立っています。現在に至るまでさまざまな改良が加えられているので、このボディにこのレンズはOKとか、このレンズはダメとかすぐには解りません。年式が近ければ大体OKなのですが、劇的に変化した年の前後ではそういう方式も成り立ちません。ネットで購入する時は事前に調べておく必要があります。中古店で購入するときは、店員さんに相談することができるので助かりますね。

要約

最初の一本は標準レンズでOK

同じメーカーでも使えるもの、使えないものがあるので注意

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