KGサイズプリント
- 2018.06.11
- プリントに関して
- KGサイズ、プリント、縦横比

ちょっと大きめ
欧米では主流
KGサイズの話です。日本では写真プリントと言えばLサイズですが、欧米ではKGサイズが多いそうです。当店のお客様の中でもKGサイズを注文される方がいらっしゃいます。着物関係のお仕事をされている方など、お仕事用に手元に置けるサイズで取扱いやすく、Lサイズより大きく見えるという点でKGサイズをお選び頂いているようです。
KGサイズの呼称はキングサイズのKGだとか、またMサイズと言ったりします。Lサイズのプリントに対して大きいのに、サイズ表示の上では小さい方のMになっていたり、ややこしいです。さらに官製はがき(100mm x 148mm)に大きさが近いことから、はがきサイズと言ったりします。
見え方(迫力)が違う
標準的なLサイズと比べてどの程度違うかというと、面積で比較すると、Lサイズは 89mmx127mm で113.03㎠、KGサイズは102mmx152mmで155.04㎠、その差42.01㎠、Lサイズの約1.37倍です。数字で見るとそれほど大きいとは感じませんが、見た感じでは、数字以上の大きさを感じられることが多いです。
これだけ大きくなったことで
- 小さく写っている人物の顔を確認できるくらいにはなる
- 小さい柄などもある程度はっきりする
- なぜかワクワク感がある
といったいいことがあります。お値段もそれほど高くはなりません。
プリントするとこうなります
実際にプリントすると
フィルム、デジタル一眼で撮ったものをプリントすると、縦横比がどちらも2:3なのでほぼ全域、切れることなくプリントできます。プリントする側からすると、プリント枠を動かさなくてもいいので楽です。(一部のデジタル一眼を除きます)
コンパクトデジカメで撮ったとき、上下ピンク部分が切れます。切れ幅はLサイズよりも多くなります。
どっちを切るか問題、個別対応
もし、切れてしまう部分に大事なものが写っているときは、切ってはいけない方を判断して、プリント枠を移動します。どちらにも切り辛いものが写っているときは、プリントするときにオペレーターの判断でどちらかを切ります。切れたら困るものが分かっているときは、注文時言っていただけるとご注文通りに切ります。どうしても切りたくないときは、KG版のDSCサイズでプリントします。サイズは102mmx136mmで通常のKGサイズより21mm短くなります。
他の写真店での対応は判りませんのでお確かめください。よっぽどのことがない限り、プリント枠の移動で対応可能だと思います。切れてしまうことを前提に撮影することの方が良い対策です。
要約
KGサイズはLサイズに比べて、表面積の差以上の迫力がある
コンパクトデジカメは切れてしまう部分が大きい