Lサイズプリント①

標準的な大きさ
注文が一番多い
写真屋なので、一番一般的な大きさのプリントを詳しく解説します。
写真と言えば、ほぼこのLサイズのことを指します。手に取って見たり、アルバムに貼って見るのにお手軽な大きさです。注文が最も多いサイズで、値段もお手頃です。ではどうしてLサイズが今日、写真プリントの標準になったのか。
印画紙が高価だった
Lサイズが最も一般的なサイズになる前は、もっと小さなサイズが主流でした。今ではLサイズが一般的で最小のプリントサイズですが、(お店によります)今までのサイズより大きいのでLサイズという呼び名になったようです。大体1980年代あたりからだったと思います。街の写真屋さんが増え始めた頃ですね。高価だった印画紙も数がさばけることで単価も下がりました。
実際は
微妙な大きさである
お手軽でそこそこ大きくて見やすいんですが、持ち歩くにはちょっと不便な大きさです。財布の中に忍ばせておくには大きいですし、額に入れて飾っておくには迫力不足です。
大きさは、 89mm x 127mm 何とも中途半端なmm表示。
でもinch表示にすると、 3.5inch x 5.0inch 意外とすっきりした 表示になります。写真のサイズに関する数字はinchにすると意外にすっきりすることがあります。
日本では定着
写真プリントと言えば、ほぼまちがいなくLサイズのことを言います。注文されるお客様も90%以上の方がLサイズを選ばれます。出始めてから30年以上たって、この先特別なことがない限り、ずっと続くでしょう。
欧米では一つ上のサイズ、KGサイズが主流のようです。なぜそうなのかについては、すいません、よくわかりません。
要約
一番普及しているプリントサイズである
写真屋さんでできるプリントの中で、一番小さいサイズなのにLと呼ぶのは、それ以前がもっと小さかったから
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