写真屋さんとインクジェットプリンタの違い

写真屋さんとインクジェットプリンタの違い

認知されている方は少ないのです

方式が全く違う

写真屋さんのプリントと、家庭用インクジェットプリンタのプリントの違いってご存知でしょうか?

写真屋は感光紙を使います。インクジェットプリンタはプリント可能な用紙なら何でも使えます。だからと言ってコピー用紙に写真のプリントをされる方はいないと思いますが、大抵、プリント専用の用紙が売られていて、それにプリントされる方がほとんどではないかと思います。

では、感光紙ってどんなものなんでしょうか?

光に触れちゃダメ

読んで字のごとく光に感応することによって画像が生成されます。写真屋さん専用のプリンタがあります(銀塩プリントと言います)。通常、店舗設置型のプリンタは「ミニラボ」と呼ばれ、店舗内で写真を製作することが可能になっています。ミニラボができる以前、ずいぶん昔のことになりますが、店舗で受け付けたフィルムは地域ごとにある「現像所」に運ばれ、そこで一括して現像、プリントまで行っていました。街の写真屋さんは単なる受付所だったのです。今でもデジタルなら「すぐできる」とか、フィルムなら「2時間後」と言うと「ずいぶん早くできるんですね」とおっしゃるお客様もおられます。

話がそれてしまいました。このミニラボでは、感光紙に画像をデータ化したレーザー光を露出させます。露出後、感光紙は数種の薬品は入った薬品槽を通過し、最後に乾燥して排出されます。そして感光紙は「写真」となります。

感光紙なので、取扱いは慎重さが求められます。未使用の状態ではロール状のものが厳重に密閉された遮光袋に入っています。感光紙は専用マガジンに詰めてプリンタに装填しますが、マガジンに感光紙を詰め替えするときは、光が一切入らない暗室で作業しなければなりません。不用意に扱うと感光紙一本分まるまるアウトになってしまいます。

一方インクジェットプリンターは

特に扱いに困ることはありません。プリント用紙は文具屋さんや電気屋さんでサイズごとに数十枚単位で売っています。これを家庭用インクジェットプリンタに装着するわけですが、ただ差し込めばいいだけです。画像が生成されるメカニックは感光紙と違って、ごく細かい粒状のインクを画像データに従って直接プリント用紙に射出させて画像を生成させます。

どちらを選ぶか

見た目の違い

どちらがいいかとなると、それは人それぞれで、好みの問題ということになると思います。インクジェットプリントの方は印画紙のプリントに比べてキリッとしている印象があります。印画紙の方は、階調(色や明暗の変化の度合い)が滑らかで、そういうのが好みだという方もおられます。耐久性に関しては、感光紙のプリントは水に濡れても、強くこすったりしなければ乾くと元に戻りますが、インクジェットの方は水に濡れるとインクが溶けて流れてしまいます。陽に当たって長期間放置すると、インクジェットの方が早く劣化してしまうようです。

パッと見の違いはほとんど感じられません。作品作りで細部にわたって仕上げたいと思っている方なら、フォトショップなど画像を扱うソフトの使用が前提ですので、インクジェットの方が理想に近いものを得られるでしょうが、写真屋さんに頼むと、仕上りに関して細部まで詰めるのは難しいかもしれません。

いずれにせよ、特にこだわりがないのなら、どちらでもいいように思います。

枚数とコストで選ぶ

インクジェットの場合、直接かかるコストはペーパー代とインクカートリッジ代ということになります。一方写真屋さんのほうは、一枚当たりの単価x枚数ということになりますが、どちらが得かということになると、一概にどっちが得とも言い切れないと思います。

インクジェットプリンターで20~30枚程度プリントするならインクジェットプリンターの方に分があるようにも感じますが、それが50枚とか100枚を超えるような時、正直「どれだけの時間がかかるんだ」と実感された方もおられるのではないでしょうか?仮にプリントするための人件費というものを考えると、結構な時給が発生しているようにも思います。そういう時は、さっさと写真屋さんに行った方が楽ですし、プリントするために費やしてしまう時間を有効に使うことも可能です。

最近は

最近は、というほど最近ではないですが、写真屋さんのプリンタもインクジェットや昇華型のプリンタを導入されている店も多いです。メカは家庭用のプリンタの大型化、高速化したものと考えてよいと思います。薬品液を使わないので「ドライラボ」などと呼ばれています。仕上りはインクジェットプリンタに準じた仕上りになります。もし写真屋さんで注文するとき、仕上りが気になったら、銀塩かドライか尋ねてみる方が良いかもしれません。

要約

写真屋さんのプリントはインクジェットもあれば銀塩プリントもある

自分でプリントするのがめんどくさかったり、たくさんあるときは写真屋さんへGO!

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