プリントサイズ まとめ

プリントサイズ まとめ

プリントサイズの集約

コストの問題

今、写真店でプリントできるサイズはL、KG、2L、6P、6Pw、4P、4Pw、A3、A3ノビ、ハイビジョンなど、おおよそどこのお店で注文しても同じサイズの設定になっていると思います。これは、ペーパーを供給する会社とプリンター、現像機等、ミニラボに機器を納入する会社が極めて限られている上、今以上サイズバリエーションが増えると、増えたサイズに対応させるためのコストが増大し、安価なプリントを提供することができなくなるからです。

歴史の清算

また、写真が発明された19世紀中ごろから現在まで、技術の進歩に伴ってさまざまなプリントサイズが出現しては消えていきました。写真芸術の分野や展覧会などで見られるサイズは、歴史的背景を踏まえたうえで、過去のプリントサイズを継承しているものもありますが、一般的ではありません。街の写真店ですべてのサイズに対応するのはちょっと荷が重すぎます。ですので、ある程度サイズの集約を行って安価に提供していく、というのは致し方ないことではあります。

レアサイズへの対応

写真店の多くは取次店も兼ねています。写真店で取扱いのないサイズは、地域ごとにある大きなラボで昔ながらの手作業によるプリントや、特大サイズのプリントもできるので、一般の方も写真店で注文してい頂くと特別なサイズのプリントを手に入れることができます。ただ、コストが少々かかります。写真を趣味にしている人ならば、自宅のプリンタが第一の選択肢でしょうし、写真店でのプリントなど眼中にないかもしれません。

よく聞かれるのはLサイズよりも小さいサイズについての問い合わせです。今Lサイズより小さなプリントと言えば、思いつくのはインスタント写真の「チェキ」ぐらいです。たぶん、どこのお店でもそうでしょう。ただLサイズで、画像を小さくして余白の大きいプリントにすることは可能です。

デジタル以降の問題

元画像が多様化

フィルム時代では、ブローニーとか中判大判写真を除くと、一般的なレベルでは縦横比2:3の35mmフィルムがほとんどで、プリントするとき画像の縦横比など、考える必要はありませんでした。

デジタル時代になって、縦横比2:3だとか、3:4だとか、9:16のハイビジョンサイズ、さらには1:1のスクエアなど、さまざまなサイズが当たり前に存在するようになりました。Lサイズプリントを注文されたとき、そのままプリントするといろんな不都合が起こります。それぞれの状況に応じて対応していかなくてはならないことも多くなります。

画質をはじめ、カメラの設定に関する問題

フィルム時代では、フィルムのグレードによる繊細さの違いは確かにありました。ただそれが一般的な消費者の興味の対象になるかと言われると、必ずしもそうではありません。普通に売っているフィルムで十分だったからです。

デジタルになるとそういうわけにはいきません。一つには低画質。画素数不足なのです。詳しい話はここではしませんが、カメラのモニターやスマホのディスプレイでは問題なくても、プリントするには力不足な画像です。カメラやスマホの設定変更で解決できることなのですが、気づいていらっしゃらないお客様も多いのです。そのままプリントするとぼやっとした、モザイクのかかったような仕上がりになります。

その他、カメラの設定にいろいろな不都合があると、思ったようなプリントを得られなくなります。

小さいサイズの時は問題がなくても、大きなプリントになると問題が出てきます。この点に関しては別の機会で。

要約

安価なプリントのためにはサイズの集約も必要

デジタル画像のプリントはさまざまなアジャストが必要

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